応用行動分析の技法とは その2

セラピーを始める時、最初にテストをするのですが、必要なら必ず取り入れることが「模倣」です。

つまり「まねをする」ことです。言葉を主軸にすえた療育であれ自助スキルを教えるときであれ最初
に必要になるものです。

これは私達が何か習い事をするときでも同様です。茶道もダンス教室も初めは先生をまねることで
新しいことを覚えていきます。そして、真似を通してだんだん自分の茶道やダンスにしていきます。
発達障害がある、または疑いのある、発達に遅れが見られる子どもたちにとっても同様です。

「笑う」ことも模倣から始まったと言われています。母親が笑う、子どもが同じような表情をつくる
、それに母親が反応する、母親の反応が赤ちゃんにとって好反応であればあるほど赤ちゃんはどんどん
笑うようになるということです。

実際に、周囲からそうした感情を与えられずに育てられると感情のない子どもに育ってしまいます

幼稚園では年中の最初ぐらいまでは少々先生の言うことや、やっていることについていけなくても、
なんとなく他のお友達とおなじようなことをしていくだけで良いのです。

そのうちに真似するばかりではなく、グループに分かれてグループ毎に違うことをしたり、同じ
グループ内でもやることが分かれてくると「真似」だけでは幼稚園生活もむずかしくなり、そこ
から独自の表現力が生まれてきます。しかし、模倣力というのは表現力を生む基礎となるわけで、
最初のグループ活動で必要不可欠なスキルでもあります。

セラピーでは動作模倣と音声模倣をやっていきます。動作模倣は体全体を使う運動から手先を
使う運動と分けて教えていきます。

音声模倣は50音の一つ一つの音を真似して発声することによって学んでいきます。音を出すこと
の出来ない子ども達にとって大きな課題です。また親御さんにとっても、「自分でするのは難し
いから先生おねがいします」とよく言われる課題です。

私達でも出したこともない音を出せ出せ、「君ならできる!」とばかりに何度も何度もくりかえ
されることは辛いですよね。

例えば、英語が出来ない人に、英語独自の発音はできないですから!!

そのために手を変え品を変え工夫しながらです。

「真似」をするということは、多くの人にとって自然と身につけたスキルです。しkし、私たちが
会う自閉傾向のある子ども達にとっては自然と身に付くスキル
でないことが多いのです。

そこで私たちは動作と音声に分けすこしずつ教えていきます。

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