ご挨拶

 

ABAと出逢い、一人ひとり異なる個性を持った子供達と出逢い、その家族と出逢い、
めくるめく年月が過ぎました。

応用行動分析の専門家としてトレーニングを行うことで、教育の力に気づき、また、
その力の限界も時には感じます。

先日、「高機能のお子さんの方が成長しているよう見える」と言われたご父兄の方
がいました。

私が「この仕事を一生やめられないなっ!」と思うのは、言葉にもならない、そして
発する事のできる音もほどんどない子供が時間をかけ、少しづつ自らの考えや要求を
他者に伝えようとする行動を身につけていった時、声は出すがそれが意味のない言葉
ばかりの子供が、自分の要求が通らず、癇癪を起こしていたのに、少しづす言葉で何
かを訴えて来るようになった時、そして、パズルを掴んで動かすこともできない子供
が必死の目力を発揮してパズルを完成させ「満面の笑み」を見せる時などなど、それ
ぞれの子が持っている力の限りを発揮して成長を見せる時です。

これはご父兄にとっても地道な道のりのつみ重ねです。

子供の個性を伸ばすにはどんなに高機能であっても子供の持つスキルを焦らずに「淡
々と」教育し続ける力が必要とされます。また、ご家族の皆さんがその日々の積み重
ねを通じて、子供にどうやって接するかを学んでいかれる姿は感動に値します。

高機能の子供が、私たち、あるいはご家族がその行動への介入を受けどんどんスキル
を伸ばしていく時のスピード感時には凄まじい速さを感じます。

私たちは、縁あって自分の前にいる子供がどのように成長していくか、特別なトレー
ニングが必要でも必死になって伸びていく尊い変化の瞬間を子供自身にもご家族にも
体験してほしいと切に願いセラピーを提供しております。

 

社団法人Peppy Patch 代表理事
竺原留美子